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●「安心」の形さらに進化・セコム社長・前田修司さん(2010年2月22日時点の記事)

セコム

セコム社長・前田修司さん
1952年鹿児島県生まれ。75年早稲田大学理工学部を卒業。
81年日本警備保障(現セコム)に入社。
長年、研究・開発部門に携わる。
44歳で取締役。常務、副社長の任期中には技術開発本部長を務めた。今年1月から現職。
 今年1月、創業以来初めて、技術畑出身者として社長に就任した。
子どもや高齢者の居場所を端末から特定できるセキュリティー・サービス「ココセコム」など、同社の根幹となる商品やシステムを先頭に立って開発してきた。
「世の中の動きを先取りし、顧客に信頼される商品、システムをいち早く送り出すことが使命」と語る。

携帯の基地局を活用
  安全・安心のために、どこよりも早く、お客様に信頼される商品・サービスを提供することが大事です。
常に社会動向、技術動向、犯罪動向を把握しながら、セコムしかできないことに挑戦していく強い意志こそ、我々の基本姿勢です。

 これまで、企業や家庭といった屋内のセキュリティー・システムに取り組んできました。
1990年代後半から自動車やバイクの盗難、登下校時の子どもの誘拐、高齢者の徘徊など社会問題が続発する中で、屋外のセキュリティーにも力を入れていく必要があると開発したのが、「ココセコム」です。
全地球測位システム(GPS)と携帯電話の基地局の電波を融合して位置を特定し、その位置情報を提供するサービスです。

 屋外の防犯に力を入れるという発想自体は、当社の歴史で初めてでした。
相当前から意欲はありましたが、位置を正確に測定できる技術が未熟で着手できませんでした。
2000年に、アメリカの半導体メーカーが、GPSと携帯電話の基地局の電波を使って位置を特定する技術を開発しました。さっそく、渡米し、技術提携をしました。

 しかし、日本はアメリカと通信環境が違うため、いくつものハードルを乗り越える必要がありました。
中でも、GPSの電波は、ビルの谷間や地下、ビルの中には届きません。
それを補完するために、KDDIの携帯基地局の電波で精度よく測定できるように腐心しました。実験もデータ収集も初めての取り組みです。

当社の開発センターのメンバーが総出で北海道から沖縄まで出向き、海沿い、山間部、ビルの林立地帯など全国の様々なシチュエーションの膨大なデータを収集しました。
さらに独自のノウハウも加え、当社のサーバーで位置を計算できるようになりました。

 2001年4月に「ココセコム」が発売され、その数日後でした。「端末を持って徘徊していたおばあちゃんが、無事見つかった」との報告がありました。
商品が貢献し、ご家族に喜んでいただけたことに、「開発の苦労が報われた」と全員で感激を分かち合いました。

KDDIと共同開発
  その後、「ココセコム」はさらに進化しました。
KDDIと開発した子ども向け防犯ツール「mamorino(マモリーノ)」は、あらかじめ登録した家族らとしか通話やメールができない機能があり、防犯ブザーを鳴らすと自動的にセコムに居場所を通報します。
いざという時には、保護者と相談の上、緊急対処員が現場に急行します。

今問題になっているネットへの接続ができないのも特徴です。子どもに必要なものだけを考えた新しい「安心」の形で、3月上旬から発売されます。
世の中の状況と、これまでセキュリティーで培ったものを商品に反映させていくことが、システムづくりの基本です。

<メモ>セコム
  1962年創業。「社会システム産業」を目指し、セキュリティーをはじめ、防災、メディカル、保険、地理情報サービスなど幅広い分野で事業を展開している。
理念は「信頼される安心を、社会へ」。従業員約1万4000人。本社は東京都渋谷区。 (2010年2月22日 読売新聞) -------------------------------------------

■技術畑出身の社長にはあたたかさがあった

「今年1月、創業以来初めて、技術畑出身者として社長に就任した。子どもや高齢者の居場所を端末から特定できるセキュリティー・サービス「ココセコム」など、同社の根幹となる商品やシステムを先頭に立って開発してきた。「世の中の動きを先取りし、顧客に信頼される商品、システムをいち早く送り出すことが使命」と語る。」

前田修司社長(57歳)は運命式を見ると、確かに技術畑出身らしい頭の良さ、知恵を持っていることが分かります。
セコムは警備会社でもいち早く機械警備を目指して出発しました。

創業者の先見性があったからです。
だからこそ、その可能性に自分をかける多くの人材が集まることができました。企業というのは、そういう人の集積によって可能性が広がるのです。

そういう可能性の中にリーダーというのは生まれてくると考えることができます。そこで、前田修司社長の運命式を見てみることにしましょう!

★前田修司社長さんの運命式をみてみよう!
タイプ24-29:人情的な人のつながりの中で、知識や情報を元に知的に気配りするタイプ

<前田修司社長の運命式>
19 14 24
14 29 15
24 15 20

<前田修司社長の流運>
13  9 22 18 22 18 22 18
 9 14 18 23 18 23 18 23
前田修司社長の運命式はなかなか特徴のある運命式をしています。
技術畑というから、本性29の頭脳派のクールな雰囲気だけかと思いきやそうでもなく、心霊数24の人のつながりをつくる人情家でもあります。
また、仕事数24も人の中で仕事をすることに、人を扱う人に関係した仕事をすることに運勢があります。

そのように運命式を見てまいりますと、前田修司社長は様々な技術開発を進めてきたのは、すべて人に関係することばかりです。ということは人に愛情を持って、または人との関係性をしっかりと結べることができているからこそ可能であったということになります。

それに技術畑に必要なことというのは、実はインスピレーションです。 このインスピレーションを前田修司さんは持っています。 エジソンもいってました。1%の霊感が必要だってね! そういう感性の可能性を持っているということです。

前田修司社長は流運の流れを見ていくと、人気数に外交的な可能性のある大きな運勢をずーと持っているのです。ここが前田社長の強みであるということです。人と技術を連結できるということなのだと思います。

●・・・ひとこと・・・
普通は運命式というのは、バランスの問題なのですが、ときにアンバランスな場合もあるのです。
そのアンバランスを自分の個性にしてしまうということもできるのです。
すると、今まで自分の弱点と思っていたことがかえって強みになるということです。

例えば、人情的であるというのは、いい面もあるのですが、人に引っ張られるという側面もあります。
知的なクールさと人情というのは、両極面なのですが、これのバランスをとることを覚えれば、凄い魅力的な人になれるのです。
そう、落差は刺激的なのです。


名前の分析と解説

ビジネス世界の
分析と解説
ビジネスの世界では、単に儲ければよいというよりは、そこに社会的な使命があったり、自分のミッションと考えている人もいるし、また企業理念に忠実であろうとする人もいます。

でも、そこには成功と失敗が常に隣り合わせであることは事実です。

その中で、どんな戦い方をしてきているのか?ビジネス戦士の生き様を捉えます。

スポーツ選手の
分析と解説
スポーツ勝負事はいつでも勝者と敗者の明暗が分かれます。
これほどはっきりとしたわかりやすい出来事はありません。

スポーツ選手を通して、どんな生き方を人としてすべきかを学べることはたくさんあります。逆境を乗り越えて栄冠を手に入れる。

栄冠でなくても人生で最良のものを手にする何かを得られれば、それが一番です。学ぶことはたくさんあります。

芸能人の
分析と解説
芸能人芸能人といえば、人気が全てであります。
ある意味人生も人気です。
しかし、その人気が本物であるかどうかというのも、芸能人という人種の生き方を見てくるとそれが分かるようになります。

何故あのようなことをしたのかなど、人の創造と堕落をこれほどはっきりと見せてくれるのは、芸能界という偶像が支配するところだからであると思います。

歴史上の人物の
分析 と解説
歴史上の人物歴史的な人物は、その事跡がはっきりとしていたり、様々なことが研究されていますから、危機や事件、重大な判断をしなければならないことなど、人生の様々な教区を終えるということであれば、これほどすぐれた教科書はないと思います。

そういう意味で、歴史上の人物を研究することは、自分の人生にとって価値あることになるはずです。

影響力ある人の
分析と解説
ボランティアや社会貢献ボランティアや青年海外協力隊などNGO、NPOなど様々な公的な準公的な機関で働きたいと願っている人が多くいます。

そういう人々の公共の奉仕の精神は、災害時などで多くのボランティアの方の参加を見ていると感動することが数多くあります。

そんな中でやはり何かを成し遂げる人やリーダーシップを発揮できる人がいます。
そのような人々もやはり人生のお手本になる人だと思います。