35才を過ぎると女性は妊孕力(にんようりょく)がとたんに落ちるそうです。
妊孕力(にんようりょく)というのは、女性の妊娠する能力のことです。女性が1年以内に妊娠する確立は、20代の女性で約80%、30代の女性で60%から次第に下がり、40代半ばでは30%台に落ちるそうです。
いくら女性の寿命が延びても、「妊娠適齢期」は昔と変わっているわけではないのです。ということは結婚が遅くなるほど、赤ちゃんができる期間は短くなるということになります。
日本産科婦人科学会の赴任の定義は、「生殖年齢の男女が妊娠を希望し、ある一定期間性生活を送っているにもかかわらず、妊娠の成立をみない場合を不妊という」ということです。
期間の定義は、アメリカでは1年、日本では2年ということだそうです。それは、妊娠を願っている夫婦の90%が2年以内に妊娠をするというデータをもとにしているということです。
妊娠しない理由はいろいろとあるのですが、女性、男性側の問題ということもありますが、原因がわからないというのも少なくないそうです。しかし、不妊の最大の理由は、女性の晩婚化が大きいといわれます。
晩婚が何故不妊の原因になるかといいますと、結局は女性の年齢が高齢になるに従って、女性の持つ卵子が老齢化していくからだということです。
卵子が老齢化して年をとり古くなれば、卵子の質が低下して子供はできにくくなってしまうのです。