占い一言コラム 相性占い編3
◆相性占いで、よく恋人の相性はどうなっているのかと相談がある。知りたいことは、今相手が自分のことをどう考えているのかを知りたいのだという。それは人情としてはそうだろうと思う。しかし、そんな質問を平気でするというのは、学校を出直した方がいいのではないか?相手とのコミュニケーションがとれて恋人というのではないか!その上で、もっと相手の本質的なことを知りたいというのは、相性占いの分野だ。相手がわかれば恐れることはない。
◆人が出会い、人が人生を共にする相手を見つけるというのは、そう簡単ではない。しかし、人生を共にできるかどうかはその時点で決まるものではない。今の人たちに欠けるのは、今の時しか見つめていないことだ。共に創造するという喜びを分かち合うという意識が希薄なことが問題なのだ。それだけ世の中が桎梏化しているともいえるのだが!だからこそ、未来を見定めようとする「天使の占い」の相性占いは大きな意味を持つ。
◆相性というのはいろいろなものにある。食べ物にもあるというのは皆よく知っていることだ。だから、食べ物に好き嫌いがあると、人も好き嫌いをするようになるから、何でも食べるようにしなければならないなどと、小さい頃よくいわれた。これは食べず嫌いと自分の思い込みで、食の幅を狭くしてしまうことになるからだ。同じことが人との関係にもいえる。最初からつき合わないで外見だけで判断するのは自分の生き方を狭くするのと同じだ。先ずはつき合ってみる。その上で相手との相性のあり方を考えるのが本当だ。そういう経験が自分と他との相性という幅を広げることになる。相性占いはそういうときの重要な資料になる。
◆親子ほど人間関係の中で難しいものはない。何故ならば、あまりに生活実体を知りすぎているから、ごまかしが一切きかないからだ。だから垣根がないぶんだけ本音が出て、感に障ることが多い。そんな中で親だからなどと位置や権力を持ち出せば、もうどうしようもなくなる。それほど親子の相性というのはやっかいなのだ。親子の相性占いをする意味はその辺にある。相手の隠れた部分を知ることによって、尊敬への道が開かれるからだ。
◆相性占いでは、もちろん人との性格や愛情交流を総合的に観て判断するのだが、それでも、本人が持つ運命式には相当の幅がある。それに親子関係によっても運命式の見方は大きく変化する。だから相性占いほど難しいものはない。それだからこそ、やりがいがあるということもいえる。
◆相性占いというのは遊びではない。その証拠に「天使の占い」に来る人は、皆真剣だ。様々な占い遍歴を通して、ここにたどり着き、ここで相手と自分に始めて気がつくようになる。そこから、自分の生き方が始まるようになる。自分という人間の生き方が相手の中にあるということを、今知るようになる。
◆「水があう、水があわない」という言葉がある。その土地を好きになれるかどうかの指標をいっているのだ。人にはそういう不思議なつながりがある。そういうのを皆先祖の性にするのはどうかと思うが、相性は確かに存在する。同じことが人にも言える。「気が合う」というのは、”理”では計れない世界で意気投合することだ。そういう相性は運命式によるところが大きい。
◆相性占いは、単にわたしこの人と合っているとか、合っていないなどと戯れをみるためにあるのではない。相性というのもいつも一定であるはずがないのだ。状況や自分の出方によって刻々と変化するものなのだ。その辺をしっかりと分からないで合う合わないと一喜一憂するのはナンセンスだ。相性占いとは相手の内容を知って、その変化にたいする自分の対応を占うものなの
だ。
◆相性占いで勘違いしている人が多い。「彼は私のこと今どう考えているの?それを教えてください」などというものである。そんなことを答える占い師がいれば、それはインチキだ。こういう事は直接本人にきくのが当たり前の話だ。相性占いというのは、相手との関係性でどうあるべきか?今後どうすべきか?ということを問うもので、その人が何考えていて、今怒っているか喜んでいるか分かりますか?など、質問された方が困ってしまう。
◆相性占いは、互いの相性を見る。当たり前だ。相性とは”相対的な性格の関係”ということができる。これは僕のこじつけだが、当たらずとも間違いではなかろう!だから、相手とどうやってつながればいいのかということを考える学問なのだろう。だから、相性占いで”断定的”な占いをしてしまうのは本意ではない。断定を押しつける占いがあればそれは偽物だ。
◆ お互いの相性をみる上で重要なことは二つある。それは性格の関係と愛情の関係だ。その中でも、性格の関係は見落とされがちだが、とても大切なのだ。男性でも女性でもいいのだが、その関係はデコボコになっていなければならない。要するに凹と凸であった方がいいのだ。大阪人的にはぼけとつっこみということか?まあ、そんなところだ。
|