一言コラム集・改名編(5)
占い一言コラム集は遠山快空(陽陰姓名術「天使の占い」の生みの親であり、 遠山球希の師匠)の格言日記の中で述べている「一言居士」をピックアップした ものです。占いをする立場の者の姿勢や占いに対する考え方の基本的な 考え方をストレートに述べています。 皆様方の何かの参考になればと思いここに記しました。
※いちげん-こじ 【《一言居士》】 何事によらず必ず何かひとこと言わなければ 気のすまない人。
占い一言コラム 改名編5
◆改名するには必ず、動機がある。その動機がしっかりしていないと、改名の効果の道筋が見えてこない。ただ何となくでは改名の意味がなくなる。新しい自分の創造というのが、改名ということによってもたらされるイノベーションなのだから、そこには生まれ変わった新しい自分が見えてこなければならない。 ◆あのジャッキーチェンもたくさん改名している。陳元桜、陳元竜と芸名を変えた後、73年には「燃えよドラゴン」に“その他の手下”として出演。76年に今の芸名、成龍と改名。というわけで、出世魚のように改名している。自分という人間を表現するにふさわしい名前と自分がちゃんと出会っている。そのように自分を造る努力を忘れないでいる。だから改名した名前の力が生きているのだ。 ◆改名というのは一つの自分を変えるための方法だ。だから、宗教のように神様にお願いすればすべては神様がいいようにしてくれる。そういうところと改名を同じにしないで欲しい。改名はあくまで自分が中心なのだ。その自分を造り変えるために、自分自身の中に環境設定をしてやるのだ。それが改名というものだ。だから改名は依存的ではなく主体的なのだ。 ◆改名して一番に思うことは、自分は変わったなと思うことだ。それは、自分が自覚する前に自分の一番身近にいる人が証明をしてくれる。改名の効果は、周りが認めてくれるところにあるのだ。そういう効果がしっかりと出るためには、改名した名前をちゃんと愛してあげなければならない。堂々と改名した名前で自己を表現することだ。そうすることで、名前の運命式の方で力を与えてくれるようになる。 ◆成功する改名の方法はあるかというと、それはあるのだが、改名した名前を使っていればそれですむというわけでもない。運命式は一つの可能性を提示したものだ。自分の持つ運命式の意味は相対的なバランスによって無限の可能性を秘めていると言える。だから運命式の活用方法を学んでこそ、改名を成功させることができると言えよう! ◆自分で勝手に改名しておもしろがっている人がいる。そういう人は気をつけた方がいい。何故かというと、名前の持つ運命式は一つの結界を結んでいるからである。人の名前の持つ運命式は、実は善悪交差するところなのである。自らを悪に陥れ、永遠の火の刑罰を避けたければ、自分の運命式をただしく運用しなければならない。だから、改名はちゃんとしなければならないのだ。 ◆改名というのは、必要に迫られて行うと思っているだろうが、そうでもない。必要性というよりも、自分を新しく出発させるということの方がいいだろう。新しい世界を開拓して新しい自分をアピールする。そういうために、自分を装飾することも改名の魅力のひとつなのだ。芸名などはそういう改名の仕方のひとつだろう! ◆改名相談が多く寄せられている。そこには、様々な人の悩みが寄せられている。当たり前のことだが、自分の持つ悩みの問題点が名前と自分の持つ運勢から来るのではないかという漠然と不安を抱えているのが現状だ。そういう人の運命式を観ると、やはり問題点がはっきりと見えてくる。その人の感性は実に的確であったことになる。だから人の心は、そういう自分を見抜くことのできる鏡をもっていると言えるだろう。