一言コラム集・改名編(6)
占い一言コラム集は遠山快空(陽陰姓名術「天使の占い」の生みの親であり、 遠山球希の師匠)の格言日記の中で述べている「一言居士」をピックアップした ものです。占いをする立場の者の姿勢や占いに対する考え方の基本的な 考え方をストレートに述べています。 皆様方の何かの参考になればと思いここに記しました。
※いちげん-こじ 【《一言居士》】 何事によらず必ず何かひとこと言わなければ 気のすまない人。
占い一言コラム 改名編6
◆改名するというのは、実は自分の先祖的な背景を変えてしまうというものだ。それくらい重要なことと考えていい。だからいい加減な改名をすると、先祖が混乱してしまう。それよりも怖いのは、かえって悪い先祖が出てきたりする可能性がある。改名することで自分の強力な味方を増やすことができる。 ◆戸籍がひとつの自分を現すIDであるならば、それは法律上の問題にすぎない。法的な識別は国の管理の問題なのだ。だからこそ自分という人間の価値を発揮するという、自分らしさを見つけるのに改名は新しい価値を提供することになる。改名は戸籍にこだわらず自分の意識と周囲の環境の問題でもあるのだ。 ◆自分の名前に自信が持てなくなったら、というよりは自分に自信がなくなったら、新しい服を着ればいいのだ。そうすれば気分が一新できるし、その服に見合った内容を求めることができる。改名というのはそういう自分を一新する為の新しい衣服だから、ちゃんとした改名をしないと、ちぐはぐになってしまう。 ◆最近は改名して欲しい人の中に、仕事をしたいからという人が多い。自分の職種にあった名前のペンネームにしたいのだ。それは正解だと思う。名前の持つイメージがその人の能力にまで影響を与えることになるのだから、名前はその人にとっては命になる。だから改名は格数や音韻変化の法則までしっかりと見 なければならない。 ◆人間はどこかで自分をリセットしたいと思ってはいないでしょうか?でも人生というのは積み重ねた過去があって、今の生き方ができあがるのではないでしょうか?自殺は人生のリセットではありません。ゲームのように再び生き返ることはないのです。だからこそ自分をもう一度甦らせたいと思えば、改名するというのは甦る為のよい方法です。 ◆改名というのは、ある意味で自分が甦ることを意味する。それまでの自分が”死”であれば、そこから”生”へと転換することになるのだ。だから、”新しく生まれる”ということになる。死から生への転換、そこには人間の転生したいという希望が込められている。改名は転生を可能にしたのだ。 ◆改名と命名は実はコインの表と裏のような関係だ。表を出しても裏を出してもコインの価値は変わらないのだ。人は無意識のうちにコインを使っている。命名によって自分を創ってきた人が、新たな自分を発見したいと思ったときには、コインの裏を出せばいいのだ。それが改名だ。改名は今までにない自分を表現するための自分を甦らせるための自己の再創造ともいえるのだ。だから、改名は素敵なのだと思う。 ◆勝負事する人、スポーツ選手や相撲などの人はよく験を担ぐという。これは本来「縁起を担ぐ」が音韻変化の法則で”験”になったとされ、修験道の効果を現す意味や縁起の意味で使われることになった。改名もそういうところから、心機一転するときに名前に点を入れて画数を変えたり、一字を改名して見たりといろいろだ。そこには、改名による”験担ぎ”運勢の転換を計る大きな目的が込められている。 ◆改名というと、そんなことで運勢が変わるのかなどと疑う人もいる。でもそういう人に限って、どこかで運勢が気になって仕方がない人というのが多い。また意識の問題だなどという人もいる。しかし、それは部分的な問題だ。自分の持つ内容に対して意識を持たねばならないのに、可能性を持たない自分にいくら高い意識や望みを持っても実現の可能性はないのだ。改名というのは自分の人間力を高めることができるからこそ、効果が現れ やすいのだ。 ◆改名すれば運勢が上がる。というのではなくて、運勢が上がるような改名をしなければ意味がない。努力と改名の関係は、改名した運命式の内容にあった努力をしなければその効果が大きく現れることはない。改名することはその人の大きなバックボーンになることは間違いない。